『SDGs(持続可能な開発目標) 』(中公新書) 前半まとめ
『SDGs(持続可能な開発目標) 』(中公新書) を読んで、印象に残ったところをまとめました。
すべての国連加盟団体が賛同している
SDGsには、すべての国連加盟団体が賛同しています。(すごい) このようなことは過去になく、国による意見の違いややり方の違いはあれど、あるべき姿をを共有できていることは革新的です。 また、過去の取り組みに比べてかなり具体的に、目標が共有されています。
すべての国が将来像を合意しているということは、目標達成の確度が高いということなので、SDGsが企業や自治体などの戦略にもなりえます。
SDGs5つの原則
SDGsには、5つの原則があります。 - 人間(People) - 地球(Planet) - 繁栄(Prosperity) - 平和(Peace) - パートナーシップ(Pertnership)
人間の尊厳を守るために地球環境を守ることが大前提のなり、その上で初めて繁栄が可能になります。そして、その繁栄を守るために平和な社会を築く。この実現のためにパートナーシップが欠かせません。
市民への浸透
SDGsは、「海の豊かさを守ろう」「つくる責任、つかう責任」など、キャッチーな言葉になっています。
日本語版を作ったのは博報堂DYホールディングスです。
市民に伝わりやすくなるように、意識的にキャッチーな言葉を使っています。
SBTの仕組み
SBT(Science Based Targets)は、個別企業の温室効果ガス削減目標を申請・認定する制度です。
日本でも多数の企業が参画しています。